
同じ内容のリフォームなのに、A社は80万円、B社は120万円——。見積もりを並べて、どちらを選べばいいか迷った経験はありませんか。結論からお伝えすると、金額の安い・高いだけで比べると失敗しやすくなります。本当に見るべきなのは、①どこまで工事するか、②下地や材料に何を使うか、③実際に誰が施工するか、の3つです。糸島・福岡市で長く現場に立ってきた職人の目線から、見積もりの差の理由と、後悔しない比べ方をお伝えします。
この記事のポイント
- 見積もりの差は「工事範囲・下地と材料・誰が施工するか」の3つで生まれる
- 総額だけで比べると、一番安い会社が一番損になることもある
- 相見積もりで確認したい質問リストを、記事の最後にご用意しました
POINT 01どこまで工事するか(工事範囲)
見積もり金額が違う一番の理由は、じつは「工事範囲の差」です。たとえば「トイレのリフォーム」と一口に言っても、便器だけを交換するのか、床と壁紙まで張り替えるのか、手洗い器を新設するのかで、含まれる工事はまったく変わります。安い見積もりは、範囲を最小限に絞っていることが少なくありません。
私たちが現場でよく見るのは、「安いと思って頼んだら、床の張り替えは別料金だった」というケースです。金額を比べる前に、それぞれの見積もりが「どこまでを含んでいるか」をそろえて見ること。ここが最初の分かれ道になります。
範囲がバラバラのまま総額だけを比べると、一番安い会社が一番損、ということも起こり得ます。
POINT 02下地や材料に、何を使うか
2つめは、目に見えない部分の差です。壁紙一つとっても、標準的な量産品から、消臭や防カビ、傷に強い機能性壁紙まで幅があります。設備も同じで、同じ「キッチン」でもグレードによって価格は大きく変わります。カタログを見ずに総額だけを比べると、この差に気づけません。
そしてもう一つ大事なのが「下地処理」です。クロスを張り替えるとき、古い壁を剥がすと下地が傷んでいることがあります。ここをきちんと整えてから貼るかどうかで、数か月後の仕上がりが変わります。安い見積もりが、この下地補修を含んでいないこともあります。私たちが下地にこだわる理由は、クロス・壁紙のページでも詳しくお伝えしています。

POINT 03実際に、誰が施工するか
3つめは、意外と見落とされがちな「施工する人」の話です。リフォーム会社の中には、営業と契約だけを担い、実際の工事は下請けの職人に任せる会社もあります。その場合、間に会社が入るぶん管理費が上乗せされることがありますし、見積もりに来た人と施工する人が別だと、要望が現場まで正確に伝わらないこともあります。
私たちは、見積もりに伺う者と施工を仕切る者が同じ、職人直営の会社です。だから話が早く、細かな要望も現場でそのまま反映できます。どちらが良い悪いということではありませんが、「誰が施工するのか」を確認しておくと、仕上がりの責任の所在がはっきりします。
安さには安さの理由が、高さには高さの理由がある。その理由まで説明してくれるかどうか。
CHECKLIST相見積もりで確認したい質問リスト
複数社に見積もりを依頼するとき、次の項目をそろえて聞くと、金額を正しく比べられます。そのまま印刷して、持っていっていただいても構いません。
- この金額に、どこまでの工事が含まれていますか?(床・壁・処分費など)
- 下地補修は含まれていますか?別料金の場合はいくらですか?
- 使う壁紙・設備のメーカーと品番(グレード)を教えてもらえますか?
- 実際に施工するのは自社の職人ですか、それとも下請けですか?
- 工事が始まってから追加費用が出る可能性はありますか?どんな場合ですか?
- 「諸経費」には、何が含まれていますか?
CONCLUSION金額の「理由」まで見れば、失敗しない
見積もりの金額が会社で違うのは、①工事範囲、②下地と材料、③施工する人、という3つの中身が違うからです。総額だけを並べて「安いほう」を選ぶのではなく、この3つをそろえて比べれば、本当に納得できる会社が見えてきます。その理由まで説明してくれるかどうかが、信頼できる会社を見分ける一番のものさしだと、私たちは考えています。
見積もりの内訳、いっしょに見てみませんか?
私たちは相見積もり歓迎です。他社さんの見積もりを持ち込んで「この項目は何?」というご相談も大歓迎。現地調査・お見積もりは無料です。

