原状回復

空室対策リフォーム|家賃を下げずに決まる部屋にする

2026年8月25日|糸島・福岡のリフォーム会社 トータルインテリア・真

空室対策リフォーム|家賃を下げずに決まる部屋にする

空室が長引いたとき、家賃を下げる前に検討していただきたいのは「内見で第一印象が決まる場所」に絞って手を入れることです。家賃は一度下げると次の募集でも戻しにくく、減収は入居している間ずっと続きます。一方、内装工事は一度きりの費用です。私たちはクロス(壁紙)施工を原点とする会社として、糸島市・福岡市でオーナー様・管理会社様からのご相談を受けています。この記事では、費用と逸失家賃を並べて比べる考え方、印象が変わりやすい箇所、原状回復と空室対策の違い、繁忙期からの逆算を整理します。

THIS ARTICLE — この記事の要点

  • 家賃を下げると減収は入居期間ずっと続く。内装工事は一度きりの費用なので、同じ土俵で並べて比較できます
  • 内見で見られやすいのは玄関・水回り・床。部屋全体ではなく、視線が集まる場所から手を入れる考え方があります
  • アクセントクロス1面は2万円〜5万円・半日程度。募集写真の見え方を変える選択肢として検討できます
  • 原状回復は「元に戻す」、空室対策は「決まる部屋にする」。目的が違えば、直す範囲も判断基準も変わります
  • 退去が集中する時期は日程が混み合います。募集開始日から逆算して現地調査を早めに入れておくと選択肢が残ります

OWNER家賃を下げる前に、減収額と工事費を並べてみる

空室が続くと、真っ先に出てくるのが家賃の見直しです。募集条件を動かすのは即効性のある打ち手ですし、実際にそれが正解の物件もあります。ただ、判断の前に一度だけ確認していただきたいことがあります。それは、家賃の減額は一度きりの支出ではなく、その入居者が住んでいる間ずっと続く減収だという点です。

たとえば月額5,000円を下げた場合、年間で60,000円、2年住んでいただければ120,000円の差になります。さらに次回の募集でも、前回の成約家賃が基準として意識されるため、一度下げた水準は戻しにくいのが実情です。対して内装工事は、支払いが発生するのはその一度だけです。この「continuing(続く)」と「one-off(一度きり)」の違いを、同じ表に並べて見比べると、判断の材料がそろいます。

月額の下げ幅 年間の減収 2年間の減収 同じ金額で検討できる工事の目安
3,000円 36,000円 72,000円 アクセントクロス1面(2万円〜5万円)
5,000円 60,000円 120,000円 ワンルームのクロス張替え(4万円〜9万円)
8,000円 96,000円 192,000円 クロス張替え+アクセントクロス1面
10,000円 120,000円 240,000円 1LDKの内装一式(8万円〜18万円)
上記は減額と工事費を比べるための計算例で、入居の決まりやすさを保証するものではありません。工事をすれば必ず決まるという話ではなく、「同じ支出をどちらに使うか」を考えるための並べ方としてご覧ください。物件の立地・築年数・競合状況によって、家賃調整が合理的な場合もあります。

FIRST内見で見られているのは、玄関・水回り・床の3か所

内見に立ち会うと分かるのですが、部屋に入ってから数十秒のあいだ、視線はほぼ決まった場所を通ります。玄関を開けた正面、廊下から見える水回りの入口、そして足元の床です。壁の隅の細かな傷や、収納の内部を最初に見る方はほとんどいません。

つまり、限られた予算で印象を変えたいときは、面積の広さではなく「視線が通る順番」で優先順位をつけるという考え方ができます。全室を新品同様にする必要はなく、最初に目に入る場所の状態がそろっていれば、部屋全体の印象は引き上がります。

逆に言うと、この3か所のどれかに生活感が残っていると、それ以外をきれいにしていても打ち消されてしまいます。玄関のクロスの黒ずみ、洗面台の水垢とくすみ、床の擦れ。ここは修繕の優先度として上げて考える価値があります。

  • 玄関を開けた正面の壁に、日焼けや黒ずみ、下地の凹凸が出ていないか
  • 玄関の床(たたき)に汚れが残っていないか、シューズボックスの扉に傷がないか
  • 廊下から見える洗面台の鏡・ボウルにくすみや水垢が残っていないか
  • トイレの壁・天井のクロスに黄ばみやにおいの残りがないか
  • 居室の床に、家具の跡・擦れ・日焼けによる色ムラが出ていないか
  • 窓まわりのクロスに、結露によるカビ跡や継ぎ目の浮きがないか
  • 照明を全部つけた状態で撮影したとき、写真が暗く沈まないか
私たちはクロス施工が原点の会社なので、下地処理と継ぎ目の仕上げを本業として見ています。同じ張替えでも、下地を整えてから張ったかどうかは、光が当たったときの壁の見え方に出ます。内見は日中に行われることが多いため、ここは見た目に直結する部分です。
ここまで読んで「うちの場合はどうなる?」と思ったら。現地調査とお見積もりは無料で、見た結果「まだ大丈夫です」とお伝えすることもあります。無料の現地調査を相談する/お電話 092-334-2211

COSTアクセントクロス1面という選択肢と、費用の目安

空室対策として相談をいただくなかで、費用と効果のバランスを取りやすいのがアクセントクロスです。部屋の1面だけ色柄の違うクロスを張る方法で、費用は2万円〜5万円、作業は半日程度が目安です。

この工事が検討されやすい理由は、募集写真の見え方が変わることにあります。ポータルサイトに並ぶ同じ間取り・同じ家賃帯の部屋は、写真だけを見ると区別がつきにくいものです。1面だけでも色があると、サムネイルの中で他と違うカットが1枚できます。内見に来ていただく前の段階で、比較の土俵を家賃だけにしないための手立てです。

貼る面は、玄関を開けた正面、居室のテレビを置く側の壁、寝室の枕元側などが候補になります。窓のある面に濃い色を入れると部屋が暗く見えることがあるため、どの面に入れるかは現地で光の入り方を見てからお決めいただくのが確実です。

工事内容 費用の目安(税込) 工期の目安
ワンルームのクロス張替え 4万円〜9万円 1日程度
1LDKの内装一式 8万円〜18万円 2〜3日
アクセントクロス1面 2万円〜5万円 半日
6畳のクロス張替え 5万円〜9万円 現地調査でご案内します
トイレの壁・天井クロス 3万円〜6万円 現地調査でご案内します
クロス(1㎡あたりの単価) 900円〜1,500円 部分的な補修にも対応します
トイレ交換 15万円〜35万円 現地調査でご案内します
洗面台交換 10万円〜30万円 現地調査でご案内します

1㎡単位でも見積もれます

空室対策では「部屋全体ではなく、傷んだ壁だけ直したい」というご相談が多くあります。私たちは1㎡単位の単価でも対応しているため、部分補修と全面張替えの費用を並べてお出しできます。全部やるか、やらないかの二択にせず、どこまでやるとどう変わるかを金額で見比べていただけます。

機能性壁紙という選択肢

消臭・防カビ・ペット対応といった機能を持つクロスもあります。ペット可の募集をかけている物件や、においが残りやすい間取りでは、募集条件そのものの説明材料になります。標準のクロスとの価格差は、現地調査のときに実物の見本帳を見ながらご説明します。

予算の枠から先に考えたい場合は、予算別にできることをまとめた記事で、金額ごとの工事範囲を確認していただけます。

OWNER原状回復と空室対策は、目的が違う工事です

この2つは同じタイミングで発生するため混同されがちですが、目的がまったく違います。原状回復は「前の入居者が入る前の状態に戻す」こと。空室対策は「次の入居者に選ばれる部屋にする」ことです。前者のゴールは過去にあり、後者のゴールは市場にあります。

退去が続いている部屋を毎回そのまま原状回復していると、状態は元に戻っても、周辺の競合物件との差は年々開いていきます。設備も内装の流行も動いているためです。そこで、原状回復の見積もりが出てきた段階で「ここに数万円足すと、どこまで変えられるか」を一度だけ確認しておくと、判断の幅が広がります。

私たちは退去後のクロス張替え、クッションフロアの張替え、クリーニングの手配、水回りの小工事までまとめてお受けしています。工事を分けて別々の業者に頼むと日程調整が増えますが、まとめてお任せいただければ、原状回復と空室対策の線引きを見積書の中で分けてお示しできます。

BEFORE退去後、傷んだ箇所だけを部分的に直して元の状態に戻す。募集写真は前回とほぼ同じ構図・同じ見え方になり、ポータルサイトでは同じ間取り・同じ家賃帯の部屋と横並びになる。結果として、内見前の比較軸が家賃の数字だけに寄っていく。
AFTER同じ退去後の工事のなかで、玄関を開けた正面の1面をアクセントクロスに替え、床と洗面まわりの見え方を整える。募集写真に「他と印象が違う」カットが1枚生まれ、内見に来ていただいた方が最初に見る場所の状態がそろう。家賃以外に説明できる材料が手元に残る。
実際に一括で改装した事例として、退去後のワンルームを内装から洗面まで一括で改装した事例と、築古の1Kを床・壁・キッチン・トイレまで一新した事例を公開しています。どこまで手を入れるとどう変わるかを、写真でご確認いただけます。

TIME繁忙期に間に合わせるための逆算

空室対策で見落とされやすいのが日程です。どれだけ良い工事内容を決めても、募集を始めたい時期に部屋が仕上がっていなければ意味がありません。退去が集中する時期は私たちの日程も混み合うため、ご相談から着工までにお待たせすることがあります。

そこで、募集開始日を起点に逆算して考えます。現地調査と見積もり、内容のご検討、材料の手配、施工日数、クリーニングと写真撮影。この順番で並べると、いつまでに動き出せばよいかが具体的になります。

現地調査と見積もりは無料でお受けしています。工事をするかどうかを決めていない段階でも、金額と日程だけ先に押さえておけば、退去の連絡が来てから慌てずに済みます。現地調査が無料かどうかを説明した記事もあわせてご覧ください。

逆算の並べ方

募集を開始したい日から、写真撮影とクリーニングの日を引き、その前に施工日数を置きます。ワンルームのクロス張替えなら1日程度、1LDKの内装一式なら2〜3日が目安です。さらにその前に、内容を決めるための検討期間と、現地調査から見積もり提出までの期間が入ります。

退去立会いの前でも、間取りと現況の写真をいただければ、おおよその範囲についてご相談は可能です。正確な金額は現地を見てからお出しします。

退去が重なる時期は、ご相談から着工までの日数が普段より長くなります。募集開始日が決まっている場合は、その日付を最初にお伝えいただけると、間に合う工事範囲と間に合わない工事範囲を分けてご提案できます。

CHECK見積書で確認しておきたいこと

空室対策の工事は、複数の業者から相見積もりを取られることがあります。そのとき金額の総額だけを比べると、判断を誤ることがあります。確認していただきたいのは、どこまでが工事範囲に入っているかと、下地処理が金額に含まれているかの2点です。

クロスの張替えは、古いクロスをはがした後の下地の状態によって手間が変わります。下地の凹凸をパテで整える工程を省けば安く上がりますが、張った直後は分からなくても、光が当たると壁面に凹凸が出ます。募集写真も内見も明るい時間帯であることを考えると、ここは見た目に効いてくる部分です。

私たちは下請けに丸投げせず、自社の職人が施工しています。見積書に書いた工程をそのまま自社で行うため、どこまでやるのかをご説明できます。見積書の読み方は見積書のチェックポイントをまとめた記事で、費用の全体感はリフォーム費用相場の記事で詳しく整理しています。

  • 工事範囲に「下地処理(パテ処理)」が明記されているか
  • クロスの品番・グレードが指定されているか、機能性壁紙かどうかが分かるか
  • 既存クロスの撤去と廃材処分の費用が含まれているか
  • 家具・什器の移動や養生の扱いが書かれているか
  • クリーニングが工事に含まれるのか、別手配なのか
  • 施工日数と、募集開始日に間に合うかどうかが確認できているか
  • 施工するのが見積もりを出した会社自身か、別の業者に出すのか

FAQよくあるご質問

家賃を下げるのと、内装に手を入れるのは、どちらが得ですか。
物件の状況によって答えが変わるため、一律にどちらが得とは言えません。判断材料としては、家賃の減額は入居している間ずっと続く減収である一方、内装工事は一度きりの支出だという違いがあります。月額5,000円の減額は2年で120,000円になり、これはワンルームのクロス張替え(4万円〜9万円)を上回る金額です。この2つを同じ表に並べたうえで、立地や競合状況とあわせてご判断いただくのが現実的です。私たちは工事の見積もりをお出しする立場ですので、金額の材料をご用意します。
予算をあまりかけずにできることはありますか。
アクセントクロス1面(2万円〜5万円・半日程度)や、トイレの壁・天井のクロス張替え(3万円〜6万円)のように、範囲を絞った工事から検討できます。またクロスは1㎡あたり900円〜1,500円の単価でも対応しているため、傷みの目立つ壁だけを部分補修することも可能です。金額ごとにどこまでできるかは予算別にできることの記事にまとめていますので、そちらもご覧ください。
原状回復と空室対策の工事を、まとめて頼めますか。
はい、まとめてお受けできます。退去後のクロス張替え、クッションフロアの張替え、クリーニングの手配、水回りの小工事まで対応しています。見積書のなかで、原状回復にあたる部分と、決まる部屋にするために追加する部分を分けてお示しできますので、どこまでやるかを金額を見ながらお決めいただけます。
退去が重なる時期でも対応してもらえますか。
対応しますが、退去が集中する時期は日程が混み合うため、通常よりお待たせすることがあります。募集を開始したい日が決まっている場合は、最初にその日付をお伝えください。間に合う工事範囲と間に合わない範囲を分けてご提案します。工事をするかどうか未定の段階でも、現地調査と見積もりは無料でお受けしていますので、日程だけ先に確認しておくこともできます。
工事は自社の職人さんが行うのですか。
はい。私たちは下請けに丸投げせず、自社の職人が施工します。クロス(壁紙)施工が原点の会社で、下地処理と継ぎ目の仕上げを本業としています。見積書に書いた工程をそのまま自社で行うため、どの工程にどれだけ手間をかけるのかをご説明できます。対応エリアは糸島市・福岡市です。
現地を見てもらう前に、おおよその金額を知ることはできますか。
間取りと現況のお写真をいただければ、おおよその範囲についてご相談は可能です。ただし壁の下地の状態や床の傷み具合は現地でないと判断できないため、正確な金額は現地調査のうえでお出しします。現地調査・見積もりはいずれも無料です。

CONCLUSIONまとめ

空室が続くと、家賃を動かす案が最初に出てきます。ただ、家賃の減額は入居している間ずっと続く減収であり、次の募集でも水準を戻しにくいという性質があります。だからこそ、条件を動かす前に「同じ金額を工事に使ったら何ができるか」を一度だけ並べてみる価値があります。

この記事でお伝えしたのは、内見で視線が通る玄関・水回り・床から優先順位をつける考え方、アクセントクロス1面(2万円〜5万円)という選択肢、原状回復と空室対策の目的の違い、そして繁忙期から逆算する段取りです。工事をすれば必ず決まると申し上げるつもりはありません。判断のための材料をそろえることが、私たちの役割だと考えています。

株式会社トータルインテリア・真は2010年7月設立、糸島市前原東3丁目13-76に拠点を置き、建設業許可(福岡県知事許可(般-3)第114978号)のもと、糸島市・福岡市で施工しています。クロス施工を原点に、下地処理と継ぎ目の仕上げを本業としてきました。現地調査・見積もりは無料です。お問い合わせ、またはAI見積もりから、まずは金額と日程の確認だけでもお気軽にご相談ください。お電話は092-334-2211で承ります。退去が集中する時期は日程が混み合いますので、募集開始日が決まっている場合はお早めにお声がけください。

※費用は目安のレンジです。正確な金額は無料の現地調査でお出しします。糸島市・福岡市を中心に対応しています。

リノベーションしたキッチンのある住まい(実際の施工写真)

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