
屋根の傷みは、地上からは見えません。ドローンの赤外線調査を使えば、足場を組む前に、水が入っている場所を画像で確かめられます。ただし、これで何もかも分かるわけではありません。「屋根が浮いている」「瓦がずれている」と言われても、ご自身では確かめようがない。これが屋根の相談でいちばん困るところです。かといって、確かめるためだけに足場を組むのは現実的ではありません。ドローンはこの隙間を埋める道具です。この記事では、ドローンの赤外線調査で何が分かるのか、逆に何は分からないのか、どう使えばセカンドオピニオンとして役に立つのかを、糸島市と福岡市で調査から施工まで行っている立場から正直にまとめます。
THIS ARTICLE — この記事の要点
- 屋根は地上から見えない。確かめるために足場を組むのは現実的ではない
- 赤外線では、水が入って湿っている部分が表面温度の違いとして写る
- 画像が残るので、指摘された箇所をご自身の目で確認できる
- ドローンで分かるのは表面まで。下地や内部は開けないと確定しない
- 他社の指摘が妥当かを確かめるセカンドオピニオンにも使えます。調査は無料
WHY屋根は、確かめようがないから困る
外壁なら、下のほうは自分の目で見られます。ひびの幅も、手でこすれば粉がつくかどうかも分かります。屋根はそうはいきません。
地上からは見えない。上がるのは危険で、素人が登れば瓦を割ることもあります。かといって、確かめるためだけに足場を組めば、それ自体が大きな工事になります。「確かめる手段がない」ことが、そのまま業者の説明を信じるしかない状況を作っています。
訪問営業で屋根の指摘が多いのは、この構造があるからです。断り方や法律が決めていることはリフォームの訪問営業は危険?その場で契約しない線引きにまとめました。
室内側にシミが出ている場合は、屋根より先に雨漏りとして見ます。雨漏りかもしれないと思ったら|早めの相談が被害を小さくするをご覧ください。
HOW赤外線で、何が写るのか
ドローンに赤外線のカメラを積むと、表面の温度の違いが画像になります。これが屋根の調査で効いてきます。
水を含んだ材料は、乾いた部分と温まり方・冷え方が変わります。日が当たったあとや日没後に温度差が出るため、見た目には分からない「中に水が入っている範囲」が色の違いとして写ります。表面が割れていなくても、内部に水が回っていれば見えることがあります。
あわせて通常のカメラでも撮るので、瓦のずれ、棟の傷み、板金の浮き、コーキングの切れといった形の問題も、画像として残ります。
大事なのは、画像がお客様の手元に残ることです。「ここが傷んでいます」と口で言われるのと、その場所の画像を一緒に見るのとでは、判断できることがまったく違います。外壁側の見方は糸島市の外壁塗装|潮風の家は、まず傷みの場所を見える化からにまとめています。
| 確かめたいこと | ドローンの調査で分かるか |
|---|---|
| 瓦のずれ・割れ、棟の傷み | 写真で分かる |
| 板金の浮き、コーキングの切れ | 写真で分かる |
| 中に水が入っている範囲 | 赤外線で温度差として写ることがある |
| 下地の木がどこまで傷んでいるか | 開けてみないと確定しない |
| 雨漏りの正確な経路 | 入口の見当はつくが、確定は解体してから |
RULE飛ばすには、決まりがあります
ドローンは自由にどこでも飛ばせる道具ではありません。国土交通省が無人航空機の飛行ルールを定めており、機体の登録や飛行禁止空域など、守るべき決まりがあります(国土交通省・無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール・2026年9月20日確認)。
空港の周辺や、災害時に救助のヘリコプターが飛ぶ「緊急用務空域」に指定された区域では、原則として飛行が禁止されます。同省は、飛ばす前に緊急用務空域の指定の有無を必ず確認するよう求めています。
実務としては、これに加えてお隣への配慮が要ります。カメラが向く範囲、飛ばす時間帯、当日のご近所への一声。私たちは調査の前に、ここを先に決めてから伺います。
会社の姿勢や許可の確かめ方は建設業許可って何?リフォーム会社選びで確認したい本当の理由、会社の選び方全体はリフォーム会社の選び方をご覧ください。
USEセカンドオピニオンとして使う
他社に屋根の工事をすすめられていて、判断がつかない。この使い方が、いちばん役に立つ場面だと思っています。
私たちは足場を組む前に調査を行い、直すべき場所だけを正直にご提案します。見た結果、まだ手を入れなくて大丈夫だとお伝えすることもあります。工事をお引き受けすることが前提のご依頼ではありません。
他社の見積書そのものが妥当かどうかは、公的な窓口でも確かめられます。公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)は、契約前の見積書を建築士の相談員が電話で確認する無料のサービスを行っています(リフォームの見積書に関する相談・2026年9月20日確認)。
見積書の読み方はリフォームの見積書、どこを見る?損しない7つのチェック、断ってよいという話は見積もりを取ったら必ず契約?断ってもいい?にまとめています。
- 指摘された箇所の画像を見せてもらえるか
- 傷んでいる場所と、まだ大丈夫な場所を分けて説明されたか
- 「今すぐ」と期限を切られていないか
- 見積書に工事の範囲と数量が書かれているか
- 調査だけの依頼を受けてもらえるか
LIMITドローンで分からないことも、正直に
道具には限界があります。ここを伏せると、結局は同じことの繰り返しになります。
下地の状態は分かりません。赤外線で「水が入っていそうな範囲」は見えますが、その下の木がどこまで傷んでいるかは、めくってみないと確定しません。工事が始まってから範囲が広がることがあるのは、このためです。
雨漏りの経路も確定はできません。水は入った場所と出てくる場所が離れます。入口の見当はつきますが、最終的には解体しながら追います。
天候にも左右されます。雨の直後や曇りの日は温度差が出にくく、日を改めたほうが正確です。
だから私たちは、調査で分かったことと、開けてみないと分からないことを分けてお伝えします。想定外が出たときは工事を止めて、状態と金額と日数をご相談してから進めます。追加費用が出る場面の考え方は「思ったより高い」を防ぐ。リフォームで追加費用が出る本当の理由にまとめています。
外壁も含めて替えどきを知りたい方は、外壁塗装のタイミングは?放置すると危険な劣化サインもあわせてご覧ください。
BEFORE / AFTER調査の前と後で、何が変わるか
調査の前は、こういう状態です。屋根のことは業者の説明を信じるしかない。本当に傷んでいるのか、どこまで直すべきなのかが分からない。不安なまま契約するか、不安なまま放置するかの二択になる。
調査のあとは、こう変わります。指摘された場所の画像が手元に残ります。傷んでいる範囲と、まだ大丈夫な範囲が分かれます。他社の見積書と並べて、同じ場所の話をしているのか確かめられます。
この差を生んでいるのは、見えないものを、見える形にしたかどうかです。足場を組む前にできますし、調査と見積もりは無料です。流れは現地調査は無料?有料?、対応範囲は対応エリアのページをご覧ください。
FAQよくあるご質問
ドローンの調査だけをお願いできますか。
赤外線では何が写るのですか。
調査すれば、雨漏りの原因は特定できますか。
近所への影響が心配です。
天気が悪い日でも調査できますか。
糸島市・福岡市のどこまで来てもらえますか。
CONCLUSIONまとめ
屋根は、確かめる手段がないことが問題の根にあります。上がるのは危険で、確かめるためだけに足場を組むのは現実的ではありません。ドローンの赤外線調査は、この隙間を埋める道具です。
分かるのは、瓦のずれや板金の浮きといった形の問題と、水が入っている範囲です。下地がどこまで傷んでいるか、雨漏りの正確な経路は、開けてみないと確定しません。ここを分けてお伝えするのが、私たちの調査です。
他社の指摘が妥当か確かめたいだけのご依頼でも構いません。足場を組む前にできますし、調査と見積もりは無料です。見た結果「今はまだ大丈夫です」とお伝えすることもあります。お電話は092-334-2211、フォームからのご相談もお受けしています。
※費用は目安のレンジです。正確な金額は無料の現地調査でお出しします。糸島市・福岡市を中心に対応しています。

