
できるかどうかは、築年数ではなく、開けてみて分かる下地の状態で決まります。[‘築50年、築60年と聞くと「もう建て替えしかないのでは」と思われる方が多いのですが、実際に見てみると、直して住み継げるお住まいは少なくありません。’, ‘株式会社トータルインテリア・真では、間取り変更や断熱・内装の一新から、築70年の古民家の再生まで手がけています。残すものと替えるものを、現地でご一緒に見極めます。’, ‘ただし、図面と写真だけでは判断できません。同じ築年数でも、雨が入っていたかどうか、風が抜けていたかどうかで、中の傷み方はまったく違います。’]
THIS ARTICLE — この記事の要点
- 判断の材料は築年数ではなく、下地・土台・水回りまわりの傷み方です
- 図面と写真では決まりません。壁や床を開けて初めて分かる部分があります
- 古民家再生(部分)は400万円〜、戸建てのフルリフォームは500万円〜1,200万円が目安です
- 全部を一度にやる必要はありません。傷みが進む順に手をつける考え方があります
- 見た結果「ここはまだ持ちます」とお伝えすることもあります
AGE築年数だけでは、何も決まらない
同じ築55年の木造でも、状態はまったく違います。差を作るのは、年数そのものではなく、その家が何を受けてきたかです。
傷みが進みやすいのは、水が入っていた場所と、空気が動かなかった場所です。屋根や外壁から雨が回っていた家は、内側の下地が先に弱っています。逆に、風が通り、雨仕舞いが効いていた家は、築年数の割に中が健全なことがあります。
ですから「築何年ですか」という質問だけでは、私たちも答えを出せません。現地で見るのは、年数ではなく症状です。床の沈み、建具の動き、壁のシミ、水回りまわりの床の柔らかさ。ここに出ているものが、判断の材料になります。
見に行った結果、「思っていたより状態が良いので、全部やる必要はありません」とお伝えすることもあります。まだ持つものを替えていただいても、住まいは良くなりません。
- 歩くと床が沈む、または一部だけ柔らかい場所がある
- 建具(ふすま・引き戸)が閉まらない、勝手に動く
- 壁や天井に、雨のあとのようなシミが広がっている
- 浴室・洗面・トイレの床が、湿っぽい、または匂いが残る
- 外壁や屋根から、過去に雨が入ったことがある
- 何年も使っていない部屋があり、空気が動いていない
- 床鳴りやきしみが、年々ひどくなっている
ORDER見る順番には、決まりがある
ご相談をいただいたとき、私たちが見る順番はだいたい決まっています。雨や水が入る経路を先に見て、内装は後です。
理由は単純で、水が入り続けている家は、内装をどれだけきれいにしても同じ場所がまた傷むからです。クロスを貼り替えても、下地が湿ったままなら数年で浮いてきます。
次に見るのが、床・土台まわりです。ここに傷みが出ていると、その上に何を載せても安定しません。床鳴りやきしみは、その入り口になることがあります。詳しくは床鳴り・きしみの補修|歩くと鳴る床、直せますをご覧ください。
内装や設備は、その後です。順番を逆にすると、やり直しが出ます。この順番を守るためにも、契約の前に一度、現地を見せていただいています。現地調査は無料?有料?見積もり前に知っておきたいこともあわせてどうぞ。
COST費用の目安と、幅が広くなる理由
築古のお住まいは、費用の幅がどうしても広くなります。開けてみるまで分からない部分が残るからです。
私たちが掲載している目安は下の表のとおりです。範囲が広いため、幅を持って出しています。詳しくは料金の目安とフルリフォームの費用相場|一戸建てまるごとでいくら?をご覧ください。
「全部を一度に」と考えると金額は大きくなりますが、傷みが進む順に分けて手をつける進め方もあります。雨が入る経路を先に止めて、内装は翌年に回す。この分け方であれば、一度に用意する費用は抑えられます。予算の配分はリフォームの予算オーバーを防ぐ|優先順位の決め方が参考になります。
和室を洋室にしたい、畳をフローリングにしたい、というご相談も多くいただきます。費用と先に決めることは畳をフローリングに|和室を洋室にする費用と、先に決めることにまとめています。
| 工事 | 費用の目安 | 工期の目安 |
|---|---|---|
| 水回りと内装のまとめリフォーム | 200万円〜400万円 | 3〜6週間 |
| 戸建てフルリフォーム(間取り変更含む) | 500万円〜1,200万円 | 2〜4か月 |
| 古民家再生(部分) | 400万円〜 | 2か月〜 |
| 浴室(ユニットバス入れ替え) | 70万円〜130万円 | 4〜7日 |
| キッチン交換 | 60万円〜150万円 | 4〜7日 |
OPEN開けてから出てくるものを、どう扱うか
築古のリフォームで避けて通れないのが、解体してから分かる傷みです。壁を開けたら下地が想像以上に弱っていた、床をはがしたら土台が湿っていた——これは、どの会社が施工しても起こります。
大事なのは、それが起きたときにどうするかです。私たちは、黙って進めずに一度手を止めてご相談します。追加費用が出る可能性があることは、契約の前にお伝えしています。
公的な相談窓口である住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)も、見積書を見るときの確認点として「工事範囲・追加工事・解体費の扱いがはっきりしているか」を挙げています(リフォームの基礎知識・セルフチェック/2026年9月23日確認)。築古の工事では、ここが書かれているかどうかが特に効きます。
追加費用が出る仕組みは「思ったより高い」を防ぐ|追加費用が出る本当の理由で詳しく書いています。
LIVE住みながら進められるか、工期はどれくらいか
住みながら進められるかどうかは、工事の範囲によります。水回りと内装のまとめリフォームで3〜6週間、間取り変更を含む戸建てのフルリフォームで2〜4か月が目安です。
全体を一度に動かす場合は、仮住まいを考えたほうが負担が軽くなることがあります。一方、部屋ごとに区切って進める形であれば、住みながら仕上げられる場合もあります。判断の材料は住みながらリフォームできる?工期と仮住まいの考え方にまとめました。
工期は、工事の内容だけでなく、材料の入荷や天候でも動きます。遅れる原因はリフォームの工期はどれくらい?工事別の目安と遅れる原因をご覧ください。
補助制度を使えるかどうかは、お住まいの市区町村と年度で変わります。全国の支援制度は住宅リフォーム推進協議会の地方公共団体における住宅リフォームに係る支援制度検索サイト(2026年9月23日確認)で調べられます。条件も金額も毎年変わるため、その時点の内容をご確認ください。
これから中古で買うお住まいについては、中古住宅の購入前に|リフォーム前提で見ておく場所にまとめています。
BEFORE / AFTER迷っていたときと、見てもらったあと
築古のお住まいのご相談は、数年単位で先延ばしになっていることがよくあります。判断の材料がないまま、金額だけが頭に浮かんでいる状態だからです。
変わるきっかけは、値引きでも営業でもありません。現場を実際に見て、どこが傷んでいて、どこはまだ持つのかが分かったかどうかです。
糸島市・福岡市であれば、日程を合わせてうかがいます。「うちは直せるのか」という段階のご連絡で構いません。
FAQよくあるご質問
築50年を超えていても、リフォームできますか。
建て替えとリフォーム、どちらがいいですか。
見てもらう前に、用意しておくものはありますか。
全部を一度にやらないといけませんか。
工事の途中で金額が増えることはありますか。
現地調査は有料ですか。
CONCLUSIONまとめ
築50年、築60年の住まいが直せるかどうかは、年数ではなく、雨と水がどこまで入っていたかで決まります。私たちが現地で見ているのも、築年数ではなく症状です。
気をつけていただきたいのは、内装から先に決めないことです。水が入る経路を止めないまま仕上げても、同じ場所がまた傷みます。順番を守るだけで、かかる費用は変わります。
現地調査・お見積もりは無料です。お電話は092-334-2211、フォームからは1分で送信できます。「うちは直せるのか」という段階からご相談ください。
※費用は目安のレンジです。正確な金額は無料の現地調査でお出しします。糸島市・福岡市を中心に対応しています。

