
築25〜40年の戸建てで迷うのは工事の種類ではなく順番で、止まったときに暮らしがどれだけ止まるかで並べると、予算の見通しが立ちます。お風呂も台所も壁紙も、気になり始めた時期がほとんど同じ。福岡市早良区の戸建てから、そういうご相談をいただきます。全部を一度に直せば金額は大きくなりますし、かといって安い工事から片付けると、本当に止まると困る場所が後ろに回ります。この記事では、どこから手をつけるかを決めるための材料と、費用・工期の目安を整理しました。現地調査・お見積もりは早良区でも無料です。
THIS ARTICLE — この記事の要点
- 建てたときに設備を一式そろえた家では、水回りと内装の傷みが近い時期にまとめて出てきます
- 順番は「止まったときに、暮らしがどれだけ止まるか」で並べると決めやすくなります
- 浴室とキッチンは設備が数日使えません。トイレと洗面は半日から1日で戻ります
- 親御さんの住まいは、手すりや段差など、いま困っていることだけを1か所から承ります
- 現地調査・お見積もりは無料です。見た結果「まだ替えなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります
ORDER迷っているのは工事の種類ではなく、順番だと思います
「お風呂が寒い」「台所が使いにくい」「壁紙が浮いてきた」。このうちのどれか一つではなく、三つとも同じ時期に気になり始めた——築25年から40年くらいの戸建てからは、そういうご相談をいただきます。建てたときに設備を一式そろえていれば、傷みが出てくる時期も近くなります。不思議なことではありません。
困るのは、全部をまとめて直すと金額が大きくなることです。かといって「安いところから」で選ぶと、本当に止まると困る場所が後ろに回ります。私たちが現地調査でお客様と一緒に決めているのは、工事の良し悪しではなくどれを先にやるかです。
基準は一つで足ります。それが止まったとき、暮らしがどれだけ止まるか。お湯が出ない日は家族全員の一日が変わりますが、廊下の壁紙が浮いていても、今日の晩ごはんは普通に作れます。見た目の気になり方と、困り方の大きさは別物です。
下の表は、その順に並べたものです。金額はいずれも目安の幅で、正確な金額は現地を見てからお出しします。費用のページは料金の目安にまとめています。
| 工事 | 止まったときに困ること | 費用の目安 | 工期の目安 |
|---|---|---|---|
| 浴室(ユニットバスへの入れ替え) | 入浴ができない日が数日続く | 浴室 70万円〜130万円 | 4〜7日 |
| トイレの交換(内装込み) | 家族全員が毎日使う。代わりがきかない | トイレ 15万円〜35万円 | 半日〜1日 |
| キッチンの交換 | 食事の支度ができない日が出る | キッチン 60万円〜150万円 | 4〜7日 |
| 洗面化粧台の交換 | 朝の身支度の場所がなくなる | 洗面 10万円〜30万円 | 半日〜1日 |
| クロスの張替え(6畳・壁天井) | 暮らしは止まらない。見た目と気分の話 | クロス 5万円〜9万円 | 半日〜1日 |
| クロスの張替え(LDK) | 止まらないが、家族が長くいる部屋ほど目につく | クロス 12万円〜22万円 | 1〜2日 |
| 水回りと内装をまとめて | 一度に段取りできる分、出入りの回数が減る | 200万円〜400万円 | 現地調査でお出しします |
WATER水回りは、金額より「使えない日数」で決まることがあります
水回りを先に、と申し上げましたが、同じ水回りでも事情はそれぞれ違います。差が出るのは金額よりも、その設備が使えない日が何日あるかです。半日で戻るものと、一週間近く使えないものを、同じ土俵で比べる必要はありません。
工事の期間と、その間の過ごし方は水回りリフォームの工期に詳しく書いています。いくつかをまとめて進めるかどうかの考え方は水回り4点セットをご覧ください。
浴室は、入れない数日をどう過ごすか
古いタイル張りの在来浴室からユニットバスへ入れ替える場合、費用の目安は浴室 70万円〜130万円、工期は4〜7日です。この間は湯船もシャワーも使えませんので、近くの入浴施設を使われる方もいれば、ご実家やご親族の家で済ませる方もいます。先に決めておけば、工事中にあわてずに済みます。
お風呂を早めにとお考えになる理由は、寒さと掃除であることが多いです。タイルの目地が掃除しても黒いまま戻らない、冬に脱衣所と浴室の温度差がこたえる——このあたりは、貼り替えや部分的な補修では変わりにくい部分です。
トイレと洗面は、半日から1日で戻ります
トイレの交換は内装込みで、費用の目安がトイレ 15万円〜35万円、工期は半日から1日です。洗面化粧台の交換は洗面 10万円〜30万円で、こちらも半日から1日で終わります。どちらもその日のうちに使えるようになる工事なので、迷っている段階なら先に片付けてしまう、という選び方もできます。
床に匂いが残る、便器のふちの汚れが落ちない、といったご相談は、掃除の問題ではなく床材や便器そのものの劣化であることがあります。見れば分かる部分です。
台所は、食事の段取りまで含めて決めます
キッチンの交換は費用の目安がキッチン 60万円〜150万円、工期は4〜7日です。対面式への変更など、壁や配管の位置を動かす工事は別途になります。シンクとコンロが同時に使えない日が出ますから、その期間の食事をどうするかまで決めてから着工日を決めます。
引き出しが重い、扉が閉まりきらない、シンク下の棚の底がしっとりしている。最後のものは水漏れのサインであることがあるので、気づいたら早めに見せてください。
- 浴室のタイル目地が、掃除しても黒いまま戻らない
- お湯の温度が安定せず、途中でぬるくなることがある
- 浴槽の表面がざらついてきた、ひび割れが見える
- トイレの床を拭いても、匂いが残るようになった
- 洗面台の下の収納に、水のあとやふくらみがある
- シンク下の棚の底が湿っている、カビくさい
「うちの場合はどうなる?」と思ったら、見に行きます。お住まいの地区と、だいたいの築年数だけ教えてください。
現地調査・お見積もりは無料です。お見積もりのあとに契約する義務はありません。見た結果「まだ替えなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります。
INSIDE内装を後に回すと、二度手間になることがあります
順番としては内装が後ろになります。壁紙が浮いていても暮らしは止まらないからです。ただし「後回し」と「別々にやる」は違います。水回りを入れ替えると、その周りの壁と床には必ず手が入ります。
たとえば洗面台を入れ替えると、背面の壁紙は新しい台の形に合わせて切り直すことになります。キッチンを替えれば、壁と床の見切りの部分が変わります。そのときに同じ部屋の壁紙だけ古いまま残すと、境目がはっきり出ます。クロスの張替えは6畳の壁天井で5万円〜9万円、LDKなら12万円〜22万円が目安ですから、水回りの工事に合わせて同じ部屋の内装まで見積もっておくと、あとから職人を呼び直す手間が減ります。
床の異変は、内装ではなく下地の話かもしれません
歩くと鳴る、踏むと沈む感じがする。これは表面の仕上げではなく、その下の話であることがあります。上から新しい床材を重ねても、原因が下にあれば同じことが起きます。床鳴り・きしみの補修に、どこまでが表面の問題でどこからが下地の問題かを書きました。
築年数のある家では、壁や床を開けてはじめて下地の状態が分かります。想定外の傷みが出たときは、黙って進めずに一度手を止めてご相談します。開ける前に分かることと、開けないと分からないことは築50年・60年の家はリフォームできる?でも整理しています。
住みながらでも、部屋単位なら進められます
戸建ての場合、仮住まいに移らず住んだまま工事をされる方がほとんどです。家具を部屋の半分に寄せて片側から仕上げる、使う部屋を順に空けていく、といった進め方になります。どこまでが住みながらでできて、どこからが難しいかは住みながらリフォームできる?をご覧ください。
内装を一度にまとめるか、部屋ごとに分けるか。これも金額だけでなく、暮らしへの影響で決めていただいて構いません。
PARENT親御さんが住んでいる家は、いま困っていることから
お子さんが福岡市内にお住まいで、親御さんがもとの家にそのまま住んでいる。早良区ではこういうご家庭からのご相談もいただきます。入り口は「将来この家をどうするか」ではなく、「この前、玄関で転びかけた」のような、昨日今日の話であることが多いです。
そういうときは、手すりを1本付ける、上がり框の段差に踏み台を作る、滑りにくい床材に変える——その1か所だけで構いません。手すりの取り付けは1本からお受けしています。取り付け位置と壁の下地によって必要な工事が変わるため、金額は現地調査でお出しします。親御さんの家の話をどう切り出すかは実家が古くなってきたにも書きました。
介護保険の住宅改修は、工事を始める前の申請です
手すりの取付け、段差の解消、滑りの防止のための床や通路面の材料の変更は、介護保険の住宅改修費の対象工事として挙げられています。福岡市の案内では、要介護認定または要支援認定を受けた方が対象で、必ず工事着工前に申請すること、担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)等に相談したうえで内容を決めることが示されています(福岡市「介護保険住宅改修費の支給について」/2026年10月20日確認)。申請先はお住まいの区役所の福祉・介護保険課です。
支給の割合や上限、必要書類は制度で決まっており、内容も変わります。対象になるかどうかを含めて、担当のケアマネジャーか区役所の窓口でご確認ください。申請には工事箇所・内容・規模が分かる見積書と、改修前の写真が要ると案内されていますので、現地調査のときにお声がけいただければ、そこに合わせてご用意します。
この先の話まで、今まとめなくて大丈夫です
将来二世帯にするのか、いずれ住み替えるのか。大きな話は、決まっていないほうが普通です。決まっていないからといって、今日の不便を我慢する理由にはなりません。手すり1本の工事と、家をどうするかの話は、切り離して考えられます。
見に行った結果、「ここは今のままで大丈夫です」とお伝えすることもあります。まだ持つものを替えていただいても、私たちの仕事は増えますが、お住まいは良くなりません。
- 玄関の上がり框を上がるとき、手をつく場所があるか
- 廊下から階段の上り口に、つかまれるものがあるか
- 浴室の出入りで、浴槽のふちに体重をあずけていないか
- トイレまでの動線に、またぐ段差がないか
- 夜中に起きたとき、水回りまでの足元が見える明るさか
- スリッパで滑る床になっていないか
AREA室見・原・次郎丸のあたりで、工事の前に決めておくこと
早良区は北の海沿いから南の山手まで細長い区で、百道や西新のような市街地と、戸建てが並ぶ住宅地では、工事の段取りがまるで違います。室見川を少し内側に入った室見や原、地下鉄七隈線の次郎丸・田隈のあたりは、道から玄関までの距離が近く、前面道路の幅が区画ごとに違うエリアです。
ここで先に決めておきたいのが、資材を運び込む経路と、工事車両を止める場所です。ユニットバスやシステムキッチンは箱が大きく、道が狭ければ手前で下ろして運ぶことになります。駐車スペースが1台分で、ふだん車を止めている場所がそのまま作業場所になるご家庭もあります。現地調査のときに玄関までの通り道と駐車の位置を見せていただければ、工程を組むときに織り込めます。
在宅のまま進めるなら、工事の時間帯も決めておきます
戸建ては、住んだままの工事が基本です。小さいお子さんがいる、在宅で仕事をされている、夜勤明けで日中に眠る日がある。こういう事情は、着工前に教えていただくほど段取りが組みやすくなります。音が出る作業と静かな作業を分けて並べることはできます。
部屋ごとに区切って進める方法は住みながらリフォームできる?に書いています。
距離のことは、一度だけ申し上げます
私たちの事務所は糸島市前原東3丁目13-76にあります。早良区は、現地調査の日程を合わせやすく、工事のあとで「ここだけ見てほしい」と言われたときに寄りやすい場所です。区全体でお引き受けしている工事の範囲は福岡市早良区のリフォームに、福岡市全体の対応は福岡市のリフォームにまとめています。
ここまでが、お住まいによって変わる部分です。どれが当てはまるかは、実際に見れば分かります。
現地調査・お見積もりは無料です。お見積もりのあとに契約する義務はありません。見た結果「まだ替えなくて大丈夫です」とお伝えすることもあります。
BUDGET今年やる分と、来年でいい分を分ける
水回りと内装をまとめて手を入れる場合、全体の目安は200万円〜400万円です。幅が広いのは、どの設備をどこまで替えるか、下地の状態がどうかで変わるからです。この幅のまま判断はできませんので、現地を見て、範囲を決めたうえで書面にします。
分けて進めること自体は、めずらしくもなんともありません。まとめれば職人の出入りと養生が一度で済みますが、予算の都合で今年と来年に分ける、というのはごく普通の決め方です。ただし先ほど書いたとおり、同じ部屋の中で水回りと内装を別々の年に分けると、仕上がりの境目が出ます。分けるなら、部屋をまたぐ線で分けたほうがきれいに収まります。
見積書は、金額の前に中身を見てください
私たちがお渡ししているのは、工事の範囲・数量・単価が読み取れる書面です。「浴室工事一式」とだけ書かれた見積書は、金額が高いか安いか以前に、他社と比べようがありません。
公的な相談窓口である住まいるダイヤル(公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター)も、見積書を見るときの確認点として、工事箇所と数量と単価が書かれているか、工事範囲や追加工事・解体費の扱いがはっきりしているかを挙げています(リフォームの基礎知識/2026年10月20日確認)。書面を見比べたうえで選んでいただくのが、いちばん確かだと思います。
追加になりうる箇所は、契約の前にお伝えします
築年数を重ねた戸建てでは、開けてから分かることがあります。壁の内側の下地が傷んでいた、床の根太が弱っていた、という場面です。そのときは工事を止めて、何がどうなっているかを一緒に見ていただいてから決めます。追加費用が出る可能性のある箇所は、契約の前にお伝えします。
現地調査とお見積もりは無料で、そのあとに契約する義務もありません。調査のときに何を見ているかは現地調査は無料?有料?に書いています。
VISIT順番が決まるのは、現地を見たあとです
ここまで順番の考え方を書いてきましたが、最後の線引きは、実際にお住まいを見ないと引けません。同じ築30年でも、下地が生きている家と、見えないところで傷みが進んでいる家があります。図面と写真だけでは決められない部分です。
お電話かフォームでご連絡いただくときは、お住まいの地区と、だいたいの築年数、気になっている場所をお伝えください。それだけで、こちらが何を見に行けばいいかが決まります。
BEFOREお風呂も台所も壁紙も気になっているが、どれから手をつければいいか決まらない。金額の見当もつかず、相談そのものを先延ばしにしている。
AFTER工事の範囲・数量・単価と工期が書面にある。今年やる分と来年でいい分の線引きが決まり、予算の立て方まで決まっている。※実際の施工写真です。
FAQよくあるご質問
築25年の家でも、まとめて全部やったほうがいいですか。
どこから手をつけるかの相談だけでもできますか。
手すりの取り付けだけでも来てもらえますか。
工事の間、家に住んだままで大丈夫ですか。
早良区でも現地調査に来てもらえますか。
介護保険の住宅改修は、工事のあとから申請できますか。
CONCLUSIONまとめ
築25〜40年の戸建てで決めることは、工事の種類ではなく順番です。止まったときに暮らしがどれだけ止まるかで並べると、浴室やトイレ、キッチンが前に来て、内装が後ろに下がります。そのうえで、同じ部屋の中は水回りと内装をまとめたほうがきれいに収まります。
気をつけていただきたいのは、金額の安さだけで決めないことです。工事の範囲・数量・単価が読み取れない見積書は、比べようがありません。親御さんの住まいで介護保険の住宅改修を使う可能性があるときは、工事を始める前の申請になる点もあわせてご確認ください。
現地調査・お見積もりは無料です。お電話は092-334-2211、フォームからは1分で送信できます。「どこから手をつけるか、話を聞くだけ」という段階で構いませんので、お気軽にご相談ください。
ほかのコラムはコラムの記事一覧からすべてご覧いただけます。
※費用は目安のレンジです。正確な金額は無料の現地調査でお出しします。糸島市・福岡市を中心に対応しています。

まずは、お気軽にご相談ください。
「これって直せる?」「いくらくらい?」——その一言からで構いません。
現地調査・お見積もりは無料です。
フォームは1分で送信できます。1営業日以内にご連絡します。
